世界最高性能、超高階調度技術SGS方式の採用でLCDパネルでは業界初の1554階調を達成
2001年11月20日 株式会社スペクトラテック
株式会社スペクトラテック(大橋三男社長)はこれまでLCDパネルでは不可能と考えられた 世界最高性能の高階調度を実現する医療用20.1インチSXGAモノクロLCDパネルの開発に成功した。
今回、スペクトラテックが開発した20.1インチモノクロSXGA(1280画素x1024ライン)LCDパネルは、 独自のデジタル処理による超高階調化変調技術:SGS方式(Super Grade Shading Technology)を採用、 業界で初めて1554階調以上、コントラスト比 700:1、明るさ600 cd/m2以上を実現してる。 このSGS方式LCDパネルの技術は、米国データレイ社にて採用され、業界で初めて米国DICOM準拠の モノクロSXGAモニターの共同開発に成功した。 同一方式の採用で、既存の3M、5M、9M等LCDパネルの高階調化もコストアップせずに実現することができる。 医療用途以外に非破壊X線検査装置用ディスプレイや電子顕微鏡用のディスプレイへの使用も期待される。
スペクトラテックは医療機器の開発、ファブレス製造、販売を事業とし医療、半導体、画像の研究者及び技術者を中心に周波数拡散技術を利用した医療装置に関する特許など、新規性の高い技術を有するベンチャー企業。 サンプル販売開始は2002年1月、量産対応は同年3月を予定している。
同製品は、11月25日からシカゴで開催される「北米放射線学会技術展示会」のデータレイ社展示ブースで公開される。
以上
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